受入マニュアル/ホストクラブとホストファミリーへのお願い
2022/07/01
ロータリーの留学制度は国際的な交換プログラムで、全世界統一のルールにしたがって実施されており、その詳細は別紙英文ルールおよび日本文訳をご参照下さい。なお、来日学生には第一回オリエンテーションで再度このルール説明しますが、滞在が長くなるにつれて、ルールの内容を忘れることもあります。その際は英文ルールを提示し、再確認させてください。また、ホストクラブによって対応がまちまちで不公平であるとの指摘もありますので、充分ご注意いただきたいと思います。ここではルール以外の運用面で最近問題になっているものを具体的にご説明致します。
テスト中の通学
日本人高校生が中間テスト・期末テスト中は授業がなく、図書室での自習となる場合が多いです。留学生からつまらないから学校を休んでもよいかと聞かれても、同意せず学校へ行かせてください。一部の学校では特別措置で休みの場合もあります。不審に思われたら学校にお問い合わせ下さい。
外泊
ホストファミリーに対して急に今夜友人を泊めてもよいかと問合せがある場合があります。その際は留学生の話だけでなく、友人の留学生のホストファミリーの方と日本人同志で連絡を取り合ってください。泊りに出かける場合も相手方のホストファミリーと確認し、必ず外泊場所および帰宅はいつなのか計画を具体的に把握してください。許可なく外泊や友人を泊めた場合は処罰の対象となりますので、ご注意下さい。
門限
門限についてはホストファミリーの判断にお任せ致します。何時にするかは必ず最初に取り決め、約束させてください。これを決めておかないと真夜中の帰宅になったり、生活がルーズになってしまいます。
携帯電話
全国的に問題になっております。学校では許可していませんが、高校生の7割以上が持っている現状なので、当地区では本国の親より文書で同意書を提出してもらっています。ただし、費用は全額本人負担です。
長電話・パソコン
長電話で困った時には「No long conversation on the telephone, please」とか「…… wants to use it」と言って注意してください。国際電話の費用は本人負担です。パソコンにのめり込んで家人との会話が少なくなることもあります。ご注意下さい。
旅行の制限
交換プログラム規則では、旅行についてはなかり厳しい制限があります。要は2610地区外(富山、石川県外)への単独旅行は許可しないと言うことです。
ホストファミリーの交替
「家庭」を6つも移り、苦しかったとの報告もあります。理想は4家庭と考えていますが、いろいろ事情もあります。面倒なお客さんだが仕方なしにと言った気持ちがありますと、言葉がわらかなくとも表情やら物腰でかならず読みとるものです。自分の息子、娘が1人増えたと言う気持ちで時には厳しく、心底では愛情を持って接することがもっとも大切だと思います。カナダへ留学中の学生からの月例報告で「三軒目のホストに移ります。どうしても他のホストファミリーと比較してしまいますが、それぞれの家で良い所を沢山発見したいです」とありました。立派だと思います。
留学生の指導
ホストファミリーで手に負えない場合は、委員会の方で呼び出し、または文書による注意をし、最悪の場合はプログラムの中止、すなわち本国への送還となります。