【実施報告】関西・大阪 宿泊研修(2025年7月5日〜6日)

2025/08/18

国際ロータリー第2610地区 米山記念奨学会委員会
委員長 松崎 秀規(金沢ロータリークラブ)

2025年7月5日(土)~6日(日)の2日間にわたり、国際ロータリー第2610地区 米山記念奨学会委員会主催による「関西・大阪 宿泊研修」を実施しました。本研修には、米山奨学生18名、学友1名、カウンセラー・ロータリー会員等を含む総勢28名が参加しました。

本研修は、日本の伝統産業と最先端技術の現場を訪問し、異文化理解を深めるとともに、2025年に開催される大阪・関西万博を通じてSDGsや地球規模課題への意識を高めることを目的として企画されたものです。


📍研修概要

■ 実施日: 2025年7月5日(土)〜6日(日)
■ 参加者: 奨学生18名、学友1名、カウンセラー・地区委員会関係者等 計28名
■ 主催: 国際ロータリー第2610地区 米山記念奨学会委員会
■ 引率: 委員長 松崎秀規(ほか委員3名)
■ 主な訪問先:
・梅仙堂本社(老舗和菓子メーカー)
・株式会社LearnMore(AI × 教育スタートアップ)
・2025年大阪・関西万博会場


📝1日目(7月5日)

朝に金沢・富山を出発し、バスにて大阪へ移動。最初に訪れたのは、創業100年を超える和菓子メーカー「梅仙堂」本社(公式サイト)。伝統技術の継承とグローバル展開の両立を目指す姿勢に、奨学生たちは深い関心を寄せました。

▶ 梅仙堂店内にて

午後は、株式会社LearnMore(公式サイト)のナレッジサロンを訪問。AI技術を活用した言語教育支援や、万博と地域連携をテーマとした講義を受講し、多様な社会課題と自らの研究・関心との接点を模索する時間となりました。

▶ LearnMoreでの研修風景

夕刻には、「梅の花 本町店」にて大阪西南ステラロータリー衛星クラブの会員を迎えての交流会を開催。異地区間のロータリアンと直接語り合うことで、奨学生たちはロータリーのネットワークの広がりと意義を実感していました。

▶ 大阪西南ステラロータリー衛星クラブとの交流会


📝2日目(7月6日)

2日目は、2025年大阪・関西万博の会場(夢洲)を訪問。各国のパビリオンを自由に巡る形式で、参加者それぞれが文化・技術・SDGs関連の展示に触れ、世界的な課題への理解と興味を深めました。

特に、ロータリーが関与する展示では、国際奉仕活動の実例やビジョンを直接見ることができ、印象的な学びとなったようです。

なお、当日朝に1名の奨学生が体調不良を訴え、引率者付き添いのもと医療機関を受診しましたが、大事には至らず、その後の行程も予定通り実施されました。

▶ 万博会場での集合写真

💬参加者の声(一部抜粋)

「異なる専攻や出身国の仲間たちと、学びの場を共有できたのが何よりの財産です」(中国出身・奨学生)
「AI企業の講義では、自分の研究がどのように社会とつながるかを考える良い機会になりました」(理工系奨学生)
「ロータリアンの方々との交流は、社会人としての心構えを学ぶ貴重な場でした」(韓国出身・奨学生)


✍ 今後に向けて

本研修は、奨学生にとって知見を広げ将来を考える良い機会であるとともに、地区内外のロータリアンや学友との絆を深める場にもなりました。一方で、酷暑下での移動や自由行動時の情報共有方法など、安全管理上の課題も浮き彫りになり、次年度以降の改善に向けて委員会内で検討を進めています。

引き続き、米山奨学会委員会では「学びと交流」を重視した企画を実施してまいります。今後ともご理解・ご協力のほどよろしくお願いいたします。